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暮らし 2026/6/18

複利、後半で急に増える

「毎年同じ割合で増えるだけなのに、なぜ後半で急に増えたように見えるの?」

複利では、増えた分も次の増加のもとになります。元本・年率・期間を動かして、後半ほど増加額が大きくなるしくみを確かめます。

同じ割合なのに、増え方は同じではない

「毎年5%増える」と聞くと、毎年同じ金額ずつ増えるように感じるかもしれません。

でも複利では、増えた分も次の増加のもとになります。

元本、年率、期間を動かして、なぜ後半ほど増え方が大きく見えるのかを確かめます。

まず予想してみよう

初期条件は、元本100万円、年率5%、期間40年です。

追加の積立、税金、手数料は入れません。年に1回増える単純な模型として考えます。

100万円が毎年5%ずつ増えるとします。40年後には、だいたいいくらになると思いますか。

さわって確かめる

複利は「増えた分も次の増加のもとになる」増え方です。

比較のために、毎年最初の元本に対してだけ増える単利も並べて表示します。

複利の金額 = 元本 × (1 + 年率)^年数単利の金額 = 元本 × (1 + 年率 × 年数)

Touch

増えた分も次の増加のもとにする

元本、年率、期間を動かして、複利と単利の増え方を比べます。

まず予想してみよう

100万円が毎年5%ずつ増えるとします。40年後には、だいたいいくらになると思いますか?

予想に正解・不正解は付けません。下の結果と比べるためのメモとして選びます。

年率は、しくみを見るための仮の値です。実際の投資利回りや預金金利を保証するものではありません。

40年目の単利の金額300万円
複利と単利の差404万円
最初の10年で増えた金額63万円
最後の10年で増えた金額272万円
40年後の最終金額704万円
元本から何倍か7.0倍

金額の推移

複利は増えた分も次のもとにし、単利は最初の金額だけをもとにします。

複利単利
複利と単利の金額推移40年間の複利と単利の金額を比較するグラフです。現在は40年目で、複利は704万円、単利は300万円です。0円380万円760万円02040年数金額

同じ期間でも、後半ほど増え方が大きい

10年分どうしで、複利の増加額を比べます。

最初の10年で増えた金額63万円
最後の10年で増えた金額272万円

現在の条件では、40年後の複利の金額は704万円、 単利との差は404万円です。

年率5%では、40年後の複利の金額は704万円です。

何が起きた?

単利では、毎年増える金額は一定です。

一方、複利では、前の年までに増えた分も、次の年の増加のもとになります。

そのため、同じ年率でも、時間が経つほど1年あたりの増加額が大きくなります。

「後半で急に増える」ように見えるのは、途中でルールが変わったからではありません。

増えた分がさらに増える、という同じルールが長く続いた結果です。

しくみを解く

1. 割合で増えると、増える金額も変わる

5%増えるというのは、毎年5万円増えるという意味ではありません。

100万円の5%は5万円ですが、200万円の5%は10万円です。

同じ5%でも、もとになる金額が大きくなると、増える金額も大きくなります。

2. 複利では、増えた分も次のもとになる

1年目に増えた分は、2年目には元本と一緒に増加のもとになります。

この繰り返しによって、時間が長くなるほど単利との差が広がります。

3. 後半で急に見えるのは、同じルールが続いた結果

複利は、ある年から突然強くなるわけではありません。

同じ割合で増えるというルールが、長い時間続くことで、後半の増加額が大きく見えるようになります。

このページでは、投資の成功や将来の利益を保証しているわけではありません。

もう一度さわって確かめる

ミッション1:最初の10年と最後の10年を比べる

最初の金額を100万円、年率を5%、期間を40年にします。

「最初の10年で増えた金額」と「最後の10年で増えた金額」は、どれくらい違うでしょうか。

ミッション2:年率を少し変えてみる

最初の金額を100万円、期間を40年にします。

年率を3%、5%、7%に変えたとき、最終金額がどう変わるかを比べます。

年率の差は小さく見えても、長い期間では結果にどれくらい差が出るでしょうか。

今日覚えること

複利では、増えた分も次の増加のもとになります。

そのため、同じ年率でも、時間が長くなるほど1年ごとの増加額は大きくなります。

後半で急に増えたように見えるのは、同じ割合で増えるルールが長く続いた結果です。

この模型で省いたもの

このWeb実験は、一定の年率で毎年増える場合を単純化した学習用の模型です。

実際の預金、投資、ローン、物価、賃金などでは、利率や価格は変動します。

税金、手数料、インフレ、為替、元本割れ、制度変更なども結果に影響します。

このWeb実験は、特定の金融商品や投資判断をすすめるものではありません。

実際のお金の判断には、公式な資料や専門家、金融機関などの情報を確認してください。

参考・さらに学ぶ